これまでの歩み
小坪2丁目地区の宅地造成は今から50年以上前の1964年(昭和39年)に始まり、逗子市では初めての高所住宅団地としての亀が丘団地が誕生しました。その時に通称「はげ山」と呼ばれる原っぱも誕生し、県が民間から1984年に購入。以来、県有地として現在に至っています。
時代の要請に応えるため急ピッチで開発が進められ、また規制が緩やかだったこともあり、公園などの生活に必要な空間を確保することは困難な状況でした。この「はげ山」には原っぱと共に桜などの木々も茂り、周辺地区の住民にとっては潤いの場、ひいては小規模ですが災害時の一時避難場所として生活にとって欠かせない場所となっていました。
県からこの原っぱの有効活用を目指して県営住宅や特養ホームの建設などの提案がありましたが、原っぱのままで残して頂きたいという住民の声を県と市に尊重していただき、原っぱのままで残して頂いて現在に至っています。
県有地となって以来約40年が経った今、この5月の中旬に「はげ山」を処分し、民間に売却しようとする計画があるとの話を聞き及びました。私達は民間に売却するのではなく、公的用途のための原っぱとして次世代につないでいけるようにと、その存続を求める署名運動を開始しました。
皆様のご理解とご協力をいただけると感謝です。
次世代に逗子の自然を引き継ぐ会 代表 須藤誠
小坪2丁目県有地の位置
「はげ山」の広さは約7,100坪(約23,000m2)。披露山公園の約4割の広さです。
名越切通し~まんだら堂跡から披露山公園~小坪港~逗子マリーナに向かう中継地点にあり、散策ルートの一拠点ともなり得る原っぱと小さな森です。